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2017年10月

2017.10.27

【ケチだから、ムダだから】

 図書館での、文庫本の貸し出しをやめてください、という文藝春秋の社長の訴えが話題になっています。文庫くらいは借りずに買ってくださいというお願いです。

 僕はモノも金も人手も、借りるのも貸すのも好きではないので、高価なものや希少なものを借りるのは仕方ないけれど、廉価で大量にあるものをワザワザ借りる感覚は理解できません。

 文藝春秋では、文庫本の収益は全体の三割を占める「週刊文春」などの雑誌も上回る最大事業なんだそうです。これが年年減少していて、出版社にとっては死活問題で、作家にとっては深刻な事態です。

 電車の中で、たまに図書館の本を読んでいる人を見かけることがありますが、文庫どころかハードカバーだったりします。本は内容が最大の価値ですが、ハードカバーを持ち歩いて屋外で読むなんて、どういう育てられ方をしたのか不憫に思います。日本人は安価な文庫本にさえカバーをかけて販売していて、さらにその上に書店や個人でカバーを二重にして、だいじに大切にする国民性なのに、自分のものでもない本をそんなに雑に扱うなんて信じられません。

 きっと鞄の中でおしろいが爆発して粉まみれになっても、ポテトチップスの油指でページをめくっても、濡れても折れても破れても一向気にしないのでしょう。服装や持ち物や顔つきからも察せられます。

 スマホをいじるよりマシかもしれないけれど、せっかく読書したところで、感動することもないし、心になにかが残ったりもしないので、暇つぶしのゲームアプリと同様で役にたたないものに身銭を切りたくないのです。

 そんな、形だけ読書を真似しているようなケチな人は、貸してもらえなくなってもどうせ買わないだろうから、そもそもお客さんではないでしょう。

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2017.10.20

【希望を叶えない】

「希望の党」と聞くと、五十前後の男子はだいたい「死亡の塔」を思い浮かべるか聞きまちがえます。

 これは香港の映画俳優ブルース・リーの死後七年も経ってから公開されたブルース・リー映画ですが、もちろん死んだ人の撮影ができるわけはなく、冒頭で古い映像を少し使っているだけで、実際の主演はブルースの吹き替え俳優のタン・ロンです。アクション場面はユン・ピョウがやっているようでそれなりですが、ブルース・リーを看板にするにはあまりにも無理があるため、たいていはブルース映画とは見なしていません。

 しかも内容もイマイチどころかメチャクチャなので、一定のダメ評価がされています。

 突然の解散総選挙で、降って湧いたような「希望の党」は、小池百合子さんが看板になってできました。けれども、東京都知事になって都民ファーストの会をつくって議席を稼ぎましたが、一年以上経過して特にこれといった成果もだせず、会の活動も公表せずに、都民からはすでにそっぽを向かれているので、政治家としては死んだも同然なので、まるっきり「死亡の塔」同様に中身はメチャクチャで、常識的な人からはダメ評価がされています。

 立候補していないので知事をやめなくても良くて、さらに選挙活動も好きなだけできるというのは、どういった了見なのでしょうか。その間は仕事を休んでいるのでしょうけれど、知事の仕事ってそんなに楽なものなのでしょうか。前知事なんて、別荘や家族旅行にまで持ち帰ってやらないと間に合わないくらいだったみたいですけれど。

「希望のある国」みたいなことを言っていたけれど、希望があるということは実現していないということなので、政治家が言ってちゃだめです。政治家は、実行してくれるのがいちばんです。

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