« 2015年11月 | トップページ | 2016年2月 »

2015年12月

2015.12.11

【おこちゃま味覚】

 冷やした吟醸酒を飲んで「白ワインみたいでおいしい」とか「フルーティ」だとか言う人がとても多いけれど。なら、安い白ワインを冷たくして飲んでいれば良いんです。

 日本酒は水の味より米の味が良いし、ビールは苦いほうが良いし、ワインは渋いのが醍醐味だと思います。

 飲みやすいとか食べやすいと言って喜んでいる人を見ると、なにもキライなものをムリして食べることはないのにと、かわいそうにさえ感じます。

 ケーキやアンコを食べて「甘くなくておいしい」なんてぬかしたりして。そんな貧弱な味覚にあわせて、甘くないケーキや甘い梅干しなんかをつくる職人もどうかと思いますけれど。

 僕は魚の卵やセロリやピーマンなど臭い食べものが苦手なんですが、これを食べやすいように料理したがる人がたまにいるけれど、ぜんぜんありがたくないないです。

| コメント (0)

2015.12.09

【盗作探し】

 近年は盗作の密告ブームで、打算的で暮らしづらい世の中になりました。

 こんなに長いあいだ人の世の中があったら、美術でも音楽でも物語でも、だいたい似てきてしまいますよね。たいていの人が、先人の影響を受けて成長するのだから、あまりこまかいところまでガタガタ抜かすのは見苦しい気もします。

 作風上も流行には敏感な、僕の大好きな、尊敬する村上隆さんも、このブームには乗っかっておくみたいで、神戸のアニメ施設のロゴマークが自分の作品に似ているとクレームをつけました。もともと村上さんの作品が、日本のアニメを真似して皮肉ったようなポップアートなので、本家のほうを訴えるというのはおどろきです。逆に、村上さんがタツノコプロから訴えられそうなくらいなのに。

 そもそも日本の漫画家なんて、全員手塚治虫から訴えられてもおかしくないけれど、手塚先生はそんなことしません。

| コメント (0)

2015.12.04

【言葉を集める】

「小春日和」を秋ではなくて、春につかう日本人が四割もいるというトンデモナイ調査があります。感覚的に春はあたたかくなる時期だから、わざわざ小春日なんて言わないだろうと考えつかないのがマズイですね。

 春には逆に、寒い日にもどったときに「花冷え」なんていう表現があります。

 僕の世代は、山口百恵さんの名曲「秋桜」に「こんな小春日和の」という歌詞があるので、まちがえません。

 ちなみに「秋桜」は「コスモス」と読みます。作者のさだまさしさんの当て字だと思われますが、これでコスモスは秋の花で、小春日和は秋の穏やかな晴れた日のことだと、覚えました。

 歌は日常会話ではあまりでてこない言葉に触れる良い機会です。歌の詞も詩だからでしょう。詩は、会話や小説よりも凝縮して表現に凝らないといけませんから、語彙が多くなるようです。

| コメント (0)

2015.12.02

【言葉の仕事】

 今頃のポカポカとあたたかい日を小春日和と言いますが、これを春につかう人が四割もいるんだそうです。

 言葉は時代で変化するものだというのは、わかるのですが、伝達アイテムなので互いにおなじ意味でとらえていないと具合がわるいのもたしかです。

 ラジオのパーソナリティーが「本日は雨模様で~」と話しはじめたすぐあとに、ゲストを紹介しながら「雨の中を、お越しいただき~」と言ったので、僕は「?」どういう天気なのだろうと不思議に思いました。

 雨模様は、ふつう雨が降りそうな様子を指し、雨の中は、雨が降っている状況を言います。雨が降っているかいないかは、晴れか曇りか以上に問題です。

 少しの雨を雨模様と言う人が多いから、その意味でつかうことにされてしまうと、混乱します。使い古された慣用句は、古いままつかってほしいものです。

| コメント (0)

2015.12.01

【派遣差別】

 国会での質問に、雇用者数は増加しているという調査結果を報告する政府に対し、それは派遣労働者が増えて、正規社員は減っているからダメだと、民主党の小川敏夫氏は食ってかかります。

 良く聞いていると、派遣社員なんてほんとうの社員じゃないんだから、雇用労働者の数にカウントするなよ、と言っているようです。まるで派遣社員は社会人じゃないような言い草です。

 正社員だって派遣社員だってアルバイトだって、それぞれにそれぞれの生き方があるのに、どうしてこんなバカなオヤジに差別を受けなきゃならないんだと、腹がたちました。

 自分の意見をとおすためなら、まちがった説得でもしてしまおうというのか、もともと反発するためにキッカケを探しているだけだから、資料も材料も方針もおざなりなものなのかもしれません。民主党は政策をまかされても、ほとんどがなおざりでしたからね。

| コメント (0)

« 2015年11月 | トップページ | 2016年2月 »